はじめたての人に伝えたいこと②
②自陣を隙間なく塗ろう
戦闘以外でチームの勝利に貢献する方法、その代表的な手段は、ナワバリバトルにおける自陣塗りです。
試合終了時点で塗ってある床が多い方が勝ち、というナワバリバトルのルール上、塗ることは敵を倒すこと同様に、何ならそれ以上に、勝つために必要な貢献です。
特にステージ手前側、いわゆる自陣は敵のスタート地点から遠く、侵入困難・不可能な構造になっており、敵と遭遇するおそれがあまりないので、初心者は率先して塗るとよいでしょう。
さて、自陣塗りについては色々な考え方があり、十人十色です。なかには自陣塗りなんてしなくていい、敵を一方的にキルし続ければ勝てる、なんて思想もあるぐらいです(過激派)。
いつ塗るのか(When)、どこを塗るのか(Where)、誰が塗るのか(Who)など、意見の分かれる荒れそうな諸々は置いといて、今回は最も重要と思われる、How、どのように塗ればいいのかをお伝えしたいと思います。
1.端っこに立ち、端に対して垂直に前を向く
2.床に平行になるように、真っ直ぐ弾を撃つ(足元から前にインクの線ができる)
3.そのまま撃ち続けながら横に移動する(線がスライドし、面ができる)
これが基本となります。少し解説しましょう。
初心者は床に銃口を向けて塗ってしまいがちですが、これは効率が良くないです。狙ったところは間違いなく塗れるでしょうが、ピンポイントな「点」の塗りになっています。
スプラのインク弾は、飛んでいくときにその軌跡にインクが落ちるようになっています。このため、床と平行に、真っ直ぐ飛ばすと、射程を最大限活かしてインクの「線」を作ることができます。点と線ならどちらが効率よく塗れるか。当然線です。
さらに、線を作りながら横に移動することで、線が面になり、無駄なく長方形の塗りを作ることができます。点をバラまくような塗り方と比べ遥かに速くきれいに塗れるでしょう。
理屈としては以上なのですが、実際にやると線の間に隙間ができてしまうことが多いでしょう。その対策も続けて紹介します。
①塗り武器を使う
塗りが強い短射程シューターを使えば、ほとんど隙間が気にならなくなります。具体的には、わかばシューター、もみじシューター、プロモデラーMG、プロモデラーRGなどです。どれも扱いやすく、初心者におすすめできる武器なので、迷ったらとりあえず塗り武器を使うのがいいんじゃないかと思います。
とはいえ好きな武器を使ってほしいところ。塗り武器でなくとも(おおよそ)きれいに塗る方法もあるので、続けて紹介します。
②横に動く速度を遅くする
歩く速度が速いせいで、塗りが追いつかないブキが多くあります(N-ZAP等)。そういう武器を使う場合、スティックを倒し切るのではなく、半倒しなどにして速さを加減することで、きれいに塗ることができます。
スティック操作の調節は正直難しいですが、後ろに壁や落下防止の段差がある場合は楽ができます。壁に背中をすりつけるように、斜め後ろにスティックを倒すのです。こうすると、半倒しなどしなくても、横方向への移動速度を少し低下させることができます。ぜひ試してみてください。
③ヘドバン塗りをする
射程の先端、弾の着弾地点はきれいに塗れますが、軌跡はどうしても塗りが弱くなります。それを補うために、照準を
前→床→前→床→前→…
と、交互にジグザグに塗っていく方法です。動きとしては、
wwwwwwwwwww
と草が生えるような塗り方になります。
操作が激しく安定しないため、①や②の手段を取れないときなどに、やらないよりマシ、という気持ちでするといいでしょう。
あまり説明しすぎると自陣塗りの沼にはまるのでこのあたりで切り上げます。
きれいな自陣塗りができれば、たとえ試合で1キルも取れなくとも、「でもあいつ自陣塗り良かったな…」と一定の評価はもらえるので、頑張ってみてください。